2024年、関東の城制覇を目指しているユカです。
ずっと行きたかった川越城へ行ってきました!
川越城、というよりは小江戸川越、という街並みを見に行きたかったんですよね。
今現在も江戸時代の城下町の街並みを感じられるものがたくさん残っていて、散策するだけでも楽しいです。
川越城とは
日本100名城No.19 川越城
江戸時代は、江戸城防衛のための北の要所となっていた川越城ですが、もともとは1457年に扇谷上杉持朝が、太田道真、道灌父子らに命じて築城させたお城です。
太田道灌といえば、江戸城を築城したことでも知られています。
そのわりにあまり有名じゃないような気がするのはわたしだけ?
確かに織田信長や上杉謙信のような知名度はないかもしれんな
1537年、小田原を拠点にしていた後北条氏(鎌倉時代の北条氏とは別)が川越城を攻め落とし、その後も上杉氏の川越城奪還は叶わず、後北条氏が豊臣秀吉に討たれるまで、川越城は後北条氏の支配下にありました。
徳川家康が江戸城に入ると、川越城は家康の重臣らが城主となり、その後も幕府の有力な大名たちが川越城に配置されたようです。
時の将軍が鷹狩などで使用もしていました。
現在残る木造の本丸御殿は広大な敷地の川越城の一部だけです。
遺構はほとんど残っていないので、これぞ城!!という感じではないのですが、本丸御殿は歴史を垣間見るにはなかなか素敵な場所だと思います。
場所
埼玉県川越市にあります。
- ・JR川越線川越駅
- ・東武東上線川越駅
- ・西武新宿線本川越駅
池袋駅や新宿駅からは特急電車も走っているので、都心からの交通アクセスはかなりいいと思います。
わたしは西武新宿線を利用しました。
本川越駅から川越城までは、歩けば30分ほど、と言われましたが、わたしは20分強でたどり着けました。
駅近くに観光案内所があるので、地図がもらえますし、バスの利用なども詳しく教えてもらえます。
歩きに自信がない場合はバスを利用した方が安心ですが、城下の街並みをじっくりと楽しみながら向かうのも楽しいです。
入館料
一般100円
大学生・高校生50円
団体料金はさらに安くなります。
規模がそれほど大きくないとはいえ、安い!
見どころ
川越城はほとんど遺構がみられず、このへんも全部お城だったんだろうなーと思う場所には民家が立ち並び、学校や公園になっています。
江戸時代には天守も造られなかったようで、富士見櫓の櫓台があるだけです。
富士見櫓
やっぱり城下町を見渡してみたいので、何もないと言われても、行ってみたくなるのが本当のところ。
場所が良くわからず、近くの人に尋ねたところ、
「この階段の上だけど、残念ながら何もないわよー」
と教えていただきました。
確かに何も残っていなかったけれど、きっとここから川越城下街を見下ろしていたんだろうなーと思える場所です
川越城、城下町ですね。
近くに神社がありますが、そのさらに上にのぼったところでした。
中ノ門堀跡
川越城本丸御殿へ向かう道で突然現れるので、通り過ぎそうになりましたが、中ノ門堀跡。
なかなかこれだけではどんな感じだったのか想像できないのですが、歩いて回っているとかなり広い敷地であったことはわかります。
堀と堀の間に二階建ての櫓門、中ノ門があったようです。
本丸御殿までの敵の侵入を阻むために配されていたんですね。
本丸御殿
玄関、大広間が1848年~1854年に再建されています。また家老詰所が移築されているので、木造本丸御殿の雰囲気を味わうことができます。
東日本では唯一の本丸御殿の遺構です。
江戸時代に川越城主となった松平信綱により、拡張整備が行われ、かなりの規模だったことが、『川越城図』からもわかりますし、パンフレットにもある『本城住居絵図』を見ると、大きかったことがわかります。
住まいだけでなく、城主が執務なども行っていたようで、家臣や使者の詰所もありました。
この遺されている本丸御殿はほんのごく一部、ということなんですよね。
それでも中を歩いていると、整備された日本庭園を見られますし、なんとなく、田舎の家にあった縁側を思い出す風景があったり、と現代ではなかなか見られない景色を楽しめます。
なにげに驚いたのが、トイレがある!ということ。もちろんこちらのトイレは使用はできませんが。(ちゃんと現代のお手洗いは別の場所につくられています)
多くの人が集まる場所なので、建物内に設置されていたようですが、なかなか見られないですよね。
100名城スタンプ
受付のすぐ隣においてあります。
パンフレットなども並んでいるところなのでわかりやすいです。
さいごに
2023年9月から御城印の販売も300円でされているので、わたしも購入しました。
本丸御殿の一部だけが見られる川越城、どちらかといえば城下町の方が有名ですよね。
観光客も圧倒的に城下町の方が多かったです。
さすが小江戸と呼ばれるだけあって、江戸時代の城下町の雰囲気を感じることができる街並みです。
時の鐘がある通りはもう雰囲気が江戸!(江戸時代知らんけど)
明治時代の大火で焼失したものもたくさんあったようですが、残っているものもあります。
わたしが行った時も、観光客が少ない時期で、平日にいったのですが、それでもけっこう観光に来ている方、多かったです。
ランチで入ったお店でも、「今日は少ない方ですよ」とおっしゃっていて、時期によっては歩くのも大変なくらい多いようです。
素敵なお店もたくさんありました
江戸時代もきっと栄えていただろうな、と思いながら、お店を見て回りました。
お菓子横丁などを歩くのも楽しいです。
わたしもお土産に川越の飴を買って帰りました。
お芋も名物みたいであちこちでみかけました。
そのほかにも川越には川越氷川神社や川越熊野神社、成田山川越別院などの神社仏閣もたくさんあるので御朱印めぐりなどもできます。
川越城本丸御殿のすぐそばにはあの童歌「とうりゃんせ」で有名な三芳野神社もあります。
関東住まいだとなかなか古都、京都には行けませんが、川越までなら日帰りで行ってこれます。ちょっとした非日常感を味わうには素敵な場所です。
日本の歴史を垣間見ることのできる小江戸川越、楽しい時間がすごせました。