こんにちは。
今回はわたしのお仕事について書いてみようと思います。
現在、わたしは保育士パートとして保育園で担任の先生の補助的なお仕事をしています。
が、実際には何でもやります(笑)
子どもたちのお世話以外にもおもちゃ消毒や、お掃除、洗濯、調理補助など、家事と同じようなこともやっています
そんなわたしが今、やっててよかったことや、大変だなぁと思うことは何か。
もし40代で保育園でパートとして働いてみようかなぁと思っている方の参考になればうれしいです。
パートのお仕事
多くの場合、保育補助や担任補助、というお仕事になりますが、子どもたちにとってはパートでも先生は先生。
同じように接することになります。
保育園にもよるかと思いますが、パートといえども保育士資格をもっていれば正規職員と同じようなことを任されるところもあります。
連絡帳の記入や、保護者対応から、担任をもつところもあるようです。
基本は家でやってることができればOK
パートだと子育ての経験がある方は優遇されます。
資格があればさらに優遇されます。
お掃除や洗濯は専門のスタッフがいる保育園もありますが、基本的には保育園の先生たちがやるところが多いからです。
わたしが働いているところも、資格保持しているかどうか関係なく雑務的なことはパートがやりますし、パートの職員が足りないときは正規職員でもお掃除洗濯全部やります。
担任の指示に従って動けばOK
ふつうは担任の指示に従えば大丈夫です。
担任の先生がその日のカリキュラムだったり、遊びに関しては計画を立てているので、それに従って保育の補助に入ればいいんですよね。
「今日はこういう流れでいきます」
「今日は外遊びを中心にします」
等々、朝に言われることが多いのではないでしょうか。
保育園での基本的な流れは毎日変わらないので、大きな行事がない限りは、普段通り過ごせば大丈夫だと思います。
保育の補助はだいたい0歳~2歳児クラスのお手伝いに入ることが多いかな
一番手がかかる時期じゃからな
そうそう。おむつ替えをしたり、ミルクをあげたり、着替えの補助、食事の介助が必要だからね。あとは泣いたときに抱っこしたり、一緒に遊んだりするよ
保育以外のお仕事
掃除、洗濯、おもちゃ消毒、調理補助、書類整理などがあります。
手作りおもちゃを作っている保育園などでは、そういったものを作ったりもしますし、
保育園用の予備着替えなどがほつれたり、破れたりするとチクチク直したり、というようなこともします。
その他に、行事の前には制作物があったり、大道具や子どもたちの衣装を作ったり、とにかく保育に関わる仕事は様々です。
保育士パートでよかったこと
定時で帰れる
これは大事です。
今は働き方なども問題になっているので、正規職員も残業は減ってきているとは思いますが、まだまだ普通に残業はあると思います。
どうしてもトラブルが発生したりするとどうしても残らなければならなかったりします。
そんな中で、パートはほとんどの場合定時で帰れます。(園にもよるかもしれませんが)
たまーに、職員がインフルエンザなどに次々に感染して、早退も相次ぎ、保育者が全然足りなくなって残業をお願いされる、とか、
子どもが怪我をして急遽受診しなければならない、といったときに、職員の数が足りなくなってしまうときなどに、少し残る、
ということはありますが、
それでも規定時間を超えることはないですし、都合が悪ければ帰っても大丈夫なことが多いです。
常態化していると問題ですが、緊急の時だけなので、みなさん「残れますよー」と快く残る人が多いです。
ただ保育園によってはちょっとブラックなところもあると聞きます。
行事の参加が自由
これは保育園にもよるかと思いますが、行事の参加は強制ではありません。
運動会や夕涼み会など、保育園の行事は土曜日に開催されるところがほとんどです。
たまに自分の子の行事と重なってしまうこともあります。
そういった場合、多くの保育園では職場を優先させているかと思います。
最近では配慮してくれるところも増えてきたみたいですが、
わが子の運動会が見れなかった、と悲しそうな職員を何度見てきたことか…
担任だったりすると余計にわが子より職場優先をしなければ、という責任感もあるようです。
その点、パートで働いていると、参加は自由なので、
わが子の行事と重ならなければお手伝いで参加もできますし、重なっていれば不参加でも大丈夫なんですよね。
私の中で、正規職員として復帰しなかった一番の理由はここかもしれません。
休みの希望が通りやすい
パートで働いていると基本的に休みの希望はだいたい通ります。
あまりに人手が少なすぎて、「ちょっとこの日のお休みを別の日にしてほしい」と言われることもたまにあったりしますが、ほとんどないです。
今まで希望通り休みが取れなかったことは片手で数えられるくらいだったと思います。(記憶にあまりない)
やっぱり子育てをしていると、どうしても小中学校関係だと平日に保護者会があったり、PTAの集まりがあったり、ということが多いんですよね。
そういった点で希望通り休みがとれる、というのはパートの強みだと思います。
子どもたちと余裕をもって関われる
これは本当に大きいと思います。
フルタイム職員だと本当にやることが多いんですよね。
書類作成から保護者対応、行事の計画や準備、もうとにかくやることがたくさんあって、のんびり子どもたちと関わる、ということがなかなか難しいんです。
そんなフルタイム職員の負担を減らすためにわたしたちパート保育士はいるんですが、それでもどうしても担任でなければならないこともあったりします。
保護者からしてもやっぱり担任の先生に対応してもらいたい、という気持ちは大きいと思うんですよね。
その点、パートはできることをお手伝いするだけですし、
残業もなく長時間働いているわけでもないので、気持ちにも余裕があります。
とにかく毎日必死でやるべきことをこなしていた時に比べると、全然違います。
子どもたちの笑顔に癒され、泣いている子を余裕持って抱っこしてあげられる、こういう点はパートでよかったなー、と思うわけです。
保育園によっては仕事の分担をきっちりしていて、しっかり子どもと関われるところもあると思うんですけど、やっぱり多くはないんじゃないかなぁと感じます。
パートだとちょっと…、と思うこと
では、いいことばかりではなく、パートとしての働き方のデメリットも。
思い通りの保育ができない
これは長年働いている方なら思うことかもしれません。
基本的には担任の指示に従うので、自分がこういう遊びをやらせてあげたい、とか、こういうことやったら喜びそうだなーと思うことはあまりできないんですよね。
わたしは音楽とか手遊びが好きですが、体育会系の担任の先生だと、あまりそういうことはやらないので、けっこう体を動かす遊びばかりになってしまいます。
そういった点はパート保育士の限界みたいなところはあります。
中には、今さら若い子の指示で動くことはできない、と正規職員で頑張り続けている同世代保育士の方も多数いらっしゃいますが、そういうもどかしさはあるんだと思います。
保障があまりない
勤務時間にもよると思うのですが、短時間パートだと労災にも入らなかったりするので、園で怪我をしたりしても保障がありません。
もちろん加入したいといえば加入できるところもあるようですが、わたしは自分の独自の保険もあるので、特に希望せず働いています。
今までに大きな怪我はないですが、
子どもの安全を守るために、自ら犠牲になって怪我をしてしまう職員もいたりします。
わたしも打ち身はよくあるよ…気づいたらなんか青くなってた、みたいな。あとは爪でひっかかれたり、噛みつかれたり…
もちろん、フルタイムと同じくらい、長時間働いているパートは社会保険に加入します。
40代パート保育士の現実
さて、パートとしての働き方も長くなってきたので、
現実を書いてみましたがいかがでしょうか。
40代になったからこそ感じることも多いです。
それは。
体力が落ちている!!
ということです。
子どもたちと鬼ごっこしたり、思いっきり走ったり、ということがとてつもなく疲れるようになってきました
これは30代のときにはあまり感じなかったことです。
けっこう自分では体力があると思っていたのですが、今はもう…年齢という壁の大きさを感じずにはいられません。
だいたい比較的若い人が幼児クラスの補助に入ったりしますが、
シフトの関係や配置の関係で、どうしても幼児クラスのお手伝いに入ることもあります。
この年齢の子どもたちはほとんど生活面での手伝いは必要ないのですが、
遊びの面ではかなり運動量が多いんですよね。
女性ならではのことでいうと、運動量が多いと生理中はかなり辛かったりします。
40代という年齢のせいか、体質にもよるのか、やっぱり生理中はキツイ。ほんとキツイ。
みなさん痛み止めなどを飲んで頑張っていますが、あまりにひどいときは周囲に、「今日はあまり動けません~」とか、子どもたちにも「今日は腰が痛いから走れないんだ、ごめんね」などなど言っておきます。
乳児クラスのお手伝いでも、膝や腰を痛めることも多いので、どっちがどっちとも言えないのですが。
実際わたし自身も一度腰痛で立てなくなっているので、やっぱり保育士は健康かつ体力が必要なお仕事であることには変わりありません。
それでもわたしの職場では60代70代の方も元気にパートで頑張っていらっしゃる方もいるので、わたしもできる限りは続けていきたいな、と思っています。
子どもたちと関わる仕事はとても楽しいのは確か。成長を感じられる瞬間というのは本当にうれしいし、なにより子どもたちはかわいすぎる!
子どもたちに元気とパワーを分けてもらえるからのぅ
それはあるよね。見た目が若い人は多いよ。年齢聞いてびっくりするくらい
子どもに関わる仕事をしているといつまでも若くいられる!というのはけっこう当たっているような気もします。
朝の早い時間帯や夕方以降の時間帯はとくに人手が足りずパートが活躍できる時間です。
体力があまりない方はその時間だけお手伝いに出勤される方もいます。
60代~70代の方でそうやって2,3時間だけ働いている方は多いです
保育士パートは働く時間を選べるのが一番いいかもしれんな
そうなんだよね。わたしもこれ以上腰痛が悪化したら、本当に朝の数時間だけ働こうと思うよ
仕事内容は家事と同じようなこと&保育補助
メリットもデメリットもあるけれど、メリットの方が上回る
体力は必要だけど、働き方も選べるし、無理しない働き方ができるので、自分に合った働き方も可能
これが40代パート保育士の現実です。
働いてみようかな、と思われる方の少しでも参考になりましたでしょうか。
パートの求人はあちこちでたくさん出ています。
こんな感じなら大丈夫かな、と思われた方の一歩になれば幸いです。
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