先日、知人宅でいただいたお菓子がとてつもなく綺麗で、素敵だったのです。
その名も【琥珀糖】
ご存じの方、多いのでしょうか。
SNSでは話題らしいぞ
そうなんだ。知らなかった…
わたしはこの歳になって初めて口にしました。
【琥珀羹】【錦玉】とも呼ばれ、【食べる宝石】や【氷菓子】として初夏に楽しむ和菓子です。
涼しげで宝石のように見えるので、夏の手土産にも最適ではないでしょうか。
もー、まさしくキラキラしてて宝石のようだったよ。見てるだけでも楽しめるお菓子っていいよね
華やかなものは喜ばれるしのぅ
琥珀糖ってどんなお菓子?
見た目はまさしく宝石です。
原材料は?
最初見た時は、氷砂糖のようだと思ったんです。
原材料は砂糖と寒天なので、あながち間違ってはいないですね。
砂糖と寒天なので、アレルギーなどがあっていろいろなお菓子が食べられない方にも安心です。
どんな味?食感は?
とてもシンプルな味です。
砂糖と寒天、と聞けばもうなんとなく想像できてしまう、という方も多いかと思いますが、まさしく想像どおりです。
ただ、食感はわたしは意外でした。
原材料に寒天と聞いていればよかったのかもしれませんが、最初、見た目だけでは本当に氷砂糖にしか見えなかったんです。
カラフルな氷砂糖だなーと思っていたんですよね。
だから飴のように固いと思って食べたら、全然違いました。
実際は、外側はシャリシャリっとしていて、内側はゼリーのように柔らかい。
なにこれー、おいしい~!!
と思わず言ってしまいました。
カラフルなのに琥珀糖?
こんなにカラフルで食べる宝石ともいわれるくらい綺麗な色の琥珀糖ですが、
なぜ琥珀糖というのでしょうか?
これはお砂糖ってもともと火にかけると琥珀色…飴色になります。
自宅でべっこう飴とかを作るとよくわかります。
琥珀色、というのは太陽の色だったり夕焼けの色だったりの飴色、ですから、
そんな琥珀色になるお砂糖を使っているから、琥珀糖と呼ばれていた、とわたしは聞きました。
が、ネットで琥珀糖について調べていると、
もともと透明な寒天にくちなしの実を使って琥珀色にしていたから琥珀糖と呼ばれるようになった、とか。
どちらが本当なんでしょう?
ということで少し和菓子の本を見て調べてみると…
くちなしの実で透明な寒天に色をつけると琥珀色になることに由来しているそう…。
【参考:末富の京菓子】
【京菓子司 末富】の公式サイトはこちら(琥珀糖はもちろん様々な和菓子が購入できます)
じゃあ、わたしが聞いた話はなんだったんだろう…
呼ばれ方も様々じゃ。由来も諸説ありということじゃろう
手土産にするなら
原材料だけ見ると自宅でも作れそうですし、レシピなどもネットで紹介されています。
が、やはり手土産にするなら和菓子屋さんのちょっと素敵な琥珀糖がいいですよね。
【長寿園】の琥珀糖
長寿園の公式サイトはこちら
他にも素敵な和菓子がたくさんあります。
鶴屋光信の琥珀糖
鶴屋光信の公式サイトでも様々な和菓子が購入できます。
石川屋本舗のかわいい琥珀糖
お子様がいらっしゃるおうちへの手土産として喜ばれそうですね。
石川屋本舗の公式サイトはこちら
和菓子屋さんや、デパートの地下
和菓子屋さんやデパートの地下に売っていることもあるので、
「琥珀糖ありますか」と聞いてみてもいいかもしれないですね。
茶道など、お茶の教室でも使われているお菓子なので、そういった和菓子を取り扱っているお店にはおいてあると思います。
最後に
甘いものが苦手、和菓子はちょっと…という方にはなかなか難しいかもしれませんが、
好みがわかれる餡子なども使われていませんし、
本当にシンプルな味なので、子どもも大人も食べやすいと思います。
しかも見た目は夏にぴったり!
洋菓子と一緒に和菓子も、という感じでもいいと思います。
実はわたしも購入して実家に持っていく予定です
幼いころから和菓子はよく食べていたのですが、琥珀糖は本当にはじめてでした。
でも最近の和菓子ではなく江戸時代からあるみたいなので、なぜ知らなかった!と思ってしまいます。
素敵な琥珀糖の写真をとってSNSにアップするのもいいですよね。