旅する時間

【日本100名城】城めぐりの旅2、小田原城へ行ってきました

さて、関東といえば天守が再建された小田原城に行かねばならないでしょう、ということで、江戸城の次は小田原城に決定しました。

小田原城といえば北条氏が思い浮かびますが、現在の天守が再建されるまでには様々な出来事があったようです。歴史的な背景を見ながら小田原城を見学するとまた違った視点から平和であることを考えさせられるお城でもあります。

小田原城とは

日本100名城No.23小田原城

15世紀に大森氏が築いたお城がはじまりです。

その後、有名な北条早雲が城主となり、その後は北条氏の居城として今も歴史に残る壮大なお城として整備されました。

ちなみに北条早雲ですが、鎌倉時代の有名な北条氏とは関係ありません。

もともとは北条早雲はもともと伊勢新九郎と名乗っていて、備中(現在岡山県西部)出身だという説が有力だそうです。

ユカ

ふるさとが同じという親近感

小田原城へ行くと北条五代という言葉を何度も見かけるのですが、北条五代とは、北条氏五代が100年にわたり小田原を支配し繁栄させたことからそういわれるみたいです。

北条早雲を初代として、二代目氏綱、三代目氏康、四代目氏政、五代目氏直です。

北条氏というと戦国時代を舞台にしたドラマなどではものすごい悪役感満載で出てくることが多いような気がするんですが…実際には小田原城下の街を整備して栄えさせ、良い施政者だったようです。

そういった歴史的な背景もあって、人々の思いが天守を再建させたのかもしれません。

北条氏は、豊臣秀吉によって滅ぼされ、その後は徳川家康の家臣、大久保氏が城主となり、その後稲葉氏が城主となります。

明治時代には廃城となって一度は解体されてしまうんです。

その後は陸軍省の管轄になりますが、関東大震災で大きな被害を受けたことにより、小田原市(当時は小田原町)に払い下げられました。震災で被害を受けたことは悲しいことですが、それによって小田原市民の手に戻ってきた、というわけですね。

天守が再建されるまでは観覧車などが立ったりしていて、ちょっとした娯楽の場だったようですが、現在は史跡整備が進められています。

場所

小田原市内、小田原城址公園にあります。

小田原駅は小田急線、箱根登山線、大雄山線、JR東海道線、東海道新幹線も止まる利便性のいい駅です。

箱根に行くにも小田原駅を経由していかれる方が多いのではないでしょうか。

駅に着くとすぐに小田原城が目に入るので、その場所に向かって歩いていけばたどり着けます。

だいたい10分くらいです。

駅前だと楽でいいですよね。山城だと山登りになってしまいますから。

入館料

小田原城址公園内散策は無料です。

天守閣は大人510円、小中学生200円です。(2023年11月)

SAMURAI館、NINJYA館は別途入館料がかかります。天守閣&SAMURAI館共通チケットも割引価格で販売されているので、全部見て回りたい方にはお勧めです。

また30名以上の団体には団体料金が適用され、安くなります。

見どころ

城と言えば天守閣

お城に来たなら天守閣にのぼりたいですよね。やっぱり。

城内は再建されたお城なので、とてもきれいです。順路どおりに歩きやすくなっており、順番に見学すればお城や北条氏の歴史が学べるようになっています。

そしてたどり着いたら!天守展望デッキです。

城下が一望できます。

すばらしい眺めですね。

本丸

天守閣のある本丸のあたりには売店やお茶屋さんもあって休憩できます。天守閣までのぼらないのであれば、ここからお城を眺めるだけでもなかなか楽しいです。

SAMURAI館では甲冑などの着付け体験などもできるので、本格的にお城を雰囲気を味わうとか、撮影などして思い出に残すにはいいかもしれません。

わたしは、というと、いかに石垣を綺麗に写せるか…必死に頑張っておりました。

ユカ

いい年したおばはんが地面にはいつくばって写真を撮るという…

めえめ

誰も怖くて近寄れんかったじゃろうのぅ

ユカ

平日だったからまだそこまで人も多くなかったからできたことよ…

銅門

小田原城に来たからには見ておいたほうがいいのが、銅門という桝形門です。

これは扉の飾り金具に銅が用いられたことが由来で銅門という名になったそうです。

平成9年に復元されているので、とても立派で趣があります。

こういうのを見ると、城に来たー!!という感じがしますよね。

子連れで楽しめる!

ここは子どもと一緒に楽しめる場所です。

もともと天守閣が再建される前は観覧車などもあったようで、やはり地元の人々に愛される場所だったのでしょうね。

こども遊園地など小さな子どもでも楽しめるちょっとした場所があったり、SAMURAI館で着付け体験ができたり、NINJYA館では体感型の展示施設があったりもします。

忍びの里までいくには大変ですが、気軽に忍者体験ができる場所なので、子どもたちには嬉しいですよね。

徳川家に仕えた忍者といえば【服部半蔵】ですが、北条氏の忍者といえば【風魔小太郎】ですよね。いやー、こういう繋がりを楽しむのも城めぐりの面白さです。

わたしも子どもの頃、どこだったかの忍者屋敷に遊びに行ったことがありましたが、あのからくりだらけの家ってめっちゃ面白いですよね。

こういうのがきっかけとなって忍びの歴史に興味をもったり、なんてこともあるのだと思います。

100名城スタンプ

100名城スタンプは天守閣の中にあります。

ユカ

入場のところでスタッフに場所を聞いたら親切に教えてもらえました

隣にもうひとつ小田原城スタンプも置いてあり、それがまた立派なものだったので、自分の手帳に思わず押してしまいました。

行かれる方はぜひ100名城スタンプ帳とは別に、スタンプ用ノートを持参するといいと思います。

さいごに

小田原ってけっこう通ってはいるけれどなかなか行く機会のない場所です。

遠くから小田原城を眺めたことはあったのですが、今回ゆっくりと見学できて、しかも天守閣まで登れたのはとても楽しかったです。

海のそばにきたからには海鮮を食べて帰ろう!ということでふらふら歩いていたら、本日特価で1500円ほどで海鮮丼が食べられる店を発見!

ええー、うそでしょー。

こんなに安くていいの!?

と思いつつもおいしくいただきました!

ユカ

さあ、次はどのお城に行ってみようかな

そんな計画を立てながら帰りの電車に乗りました。

できれば来年中に関東は制覇してみたいですが、一体どうなることやら。

ABOUT ME
ユカ
派遣OL歴2年、保育士歴15年です。時間があればまったり寺社巡りしています。おおざっぱで適当すぎと言われながらも…人生の後半を豊かに生きるため、地味なプチ起業をのんびり実行中。旅行や読書が好きな40代パート主婦