こんにちは、ユカです。
今年目標にしてきた幼保英検2級を受験し、合格しました!(2023年8月)
今年中に受験できてよかった!
目標の80点以上で合格、というのも達成できたので、このまま準1級を受験しよう!と思っていたら次の試験日は子どもの行事をかぶっていて無理そうです(ちーん)。
というわけで、来年には幼保英検準1級受験、合格を目指したいと思います。
さて、幼保英検についてですが、わたしもかなり調べてみたんですが、みなさんブログなどで「情報がほとんどない!」と書かれているとおり、本当に情報がほとんどありません。
実用英語技能検定と違って、幼児教育や保育に携わっている人向け、というようにかなり対象が狭くなっているせいか、試験対策本なんていうのもほとんどありません。
ので、公式のテキストで勉強するしかない…という。
では、幼保英検について、わたしがどのように勉強をして、当日どのような流れて試験を受けてきたか、というのを書いてみようと思います。
幼保英検について
まず、幼保英検についてですが、正式には、【幼保英語検定 幼保英語士資格認定試験】というのが正式名称です。
情報については公式サイトで詳しく書かれているので、興味のある方は確認してみてください。
グローバル化において、幼稚園教諭、保育士の英語能力の証明にもできる資格ですね。
インターナショナルプリスクールなどで働きたい人、
都市部の幼稚園や保育園では、外国籍の子どもたちが増えていることもあるので、そういった利用者への英語対応が必要な人、
幼稚園教諭、保育士向けの英語の資格です。
申請すれば資格カードももらえるので、英語ができる保育士!という身分証にもなるようです。
わたしは準1級合格したら申請してみようと思っています。
試験内容は?どんなことを学ぶの?
内容は、保育の現場での子どもたちとのやりとりや、保護者対応、入園時や、非常時の対応など、幼稚園や保育園入園から利用まで、様々な場面で英語ではどのように対応するか、ということについて学びます。
ですので、幼稚園や保育園で働いている人にとってはめちゃめちゃ役に立つ内容になっています。
特に、幼児言葉などは、中学、高校英語では習わないので、めっちゃ簡単なのに、初めて聞いた!という単語もありました
2級の内容
2級の内容は、というと、かなり様々な場面が出てきました。テキストでは入園時の申し込みや初日の登校日の英会話、あとは登園時、退園時の保護者対応、保育内容も、屋内保育、屋外保育、遠足、体調不良時の連絡対応などです。
折り紙の折り方や、絵本を読むときの言葉かけ、アートの時間、音楽の時間、食育の時間などの声掛けなどもあって、まさに、現場でわたしが声掛けをしている内容、すべて英語表現になってる!という感じです。
4級や3級と違うのは、説明内容が細かくなっているので、年中~年長児向けの英語対応、という印象です。
子どもたちへの声掛けに関してはわたし自身もなんとなくわかるのですが、
英語での保護者対応、というのはほとんどしないので、かなり勉強になりました。
やっぱり子どもたちへの声掛けと保護者対応の言葉遣いは日本語でも違いますからね。
テキスト
テキストは、わたしが知る限り、公式のテキスト、ワークブックしかないと思います。
あとは公式サイトで紹介されているオンデマンド講座です。
テキストは【BOOKFORE】か、オンラインで購入可能です。
大きな本屋さんに行けば置いてあることもあります。
幼保英検のテキストに関しては、一度記事にもしているので、参考にしてみてください。
子育てにも役に立つので、おすすめです。
あとはアプリで幼保英検の単語が勉強できます。→mikan
わたしもスマホにアプリを入れています。
幼保英検だけでなく、英検やTOEICの単語の勉強もできるので、単語だけ勉強したいときにはいいと思います。
ただ、無料でダウンロードはできますが、幼保英検の単語は有料になります。
勉強法
わたしはひたすら、テキストのリスニング&リピートを毎日やっていました。
リスニング音源はBOOKFOREのサイトから音源のダウンロードができます。
あとは聞きなれない単語や表現をメモして、自分で使ってみたり。
保育の現場で、日本語で声掛けをすることがほとんどですが、そういうときに心の中で英語でも言ってみる、という感じです。
幼保英検の試験対策はそれだけでした。
もちろん、幼保英検には関係ない、他の英語のアプリや、動画を英語で見たり、ということはやっていましたが、幼保英検に関してはテキストだけやっていました。
過去問
過去問はブックフォレのサイトで、有料でダウンロードできます。
が、わたしは過去問は使いませんでした。
テキストのみです。
初めて受験する方で不安な方は過去問はやっておいたほうがいいかもしれません。
が、ある程度幼稚園や保育園の現場にいる人で、英語も多少はできます、という人ならとくに過去問はやっておく必要はないかなーと感じました。
試験の流れ
ここからは試験について書いてみます。
問題に関しては一切公開することができないのですが、
試験日当日の流れなど、ですね。
申し込み
申し込みは幼保英語検定の公式サイトから申し込みます。
試験日の2週間くらい前に案内のメールが届きます。
このメールに受験番号も書かれてあるので、紙の受験票はありません。
ですので、当日はこのメールと、身分証を持参することになります。
試験会場
試験はオンライン受験と試験会場での受験を選択することができます。
英検のように試験会場があちこちにあるわけではないので、遠方にお住いの方はオンライン受験がありがたいですよね。
わたしは、オンライン環境は大丈夫だったのですが、やはり試験日の日曜日は子どもたちが家にいて邪魔される可能性があって集中できないと思ったため、試験会場を選びました。
調べてみたら電車で1時間ちょいくらいだったので。
当日は早めについていたんですが、場所がよくわらず、迷いそうになり…建物内に入ってからも、試験会場!とか書いてあるわけではなかったので、ビルの中をうろうろ。
受験人数としては2級の受験者は十数人でした。
ので、小さな会議室で、そんなに緊張もない穏やかな感じでした。
最初はリスニング
最初はリスニングパートです。
全部マークシートです。
リスニングは特に問題なく、聞き取りにくいとかもなかったです。
幼稚園や保育園で働いている人ならば、少し聞けば、ああ、あの状況ね、とすぐに状況も想像できる内容です。
いろいろ受験者の声を調べていると、微妙な選択肢で、悩むらしい、ということだったので、わたしも慎重に聞いていたんですよ。
確かに、4択のうち、明らかに2択はないけど、残りの2択はアリと言ったらアリかもしれない、みたいな、どちらかで一瞬悩む、という問題がありました。
次にリーディング
これもマークシートです。
おそらく、なんですが、幼稚園や保育園の現場で働いている人で、普通の英検2級を取る実力があれば簡単な内容だと感じました。
本当に、現場を知らない人なら、ん?と思うこともあると思うんですが、
文法問題は基本中の基本ですし、
長文問題も、現場で働いている方なら内容も簡単に理解できます。
途中退出も可能
早めに終わった人は途中退出も可能、ということでした。
わたしも早めに終わっていたのですが、途中退出すると問題冊子を持ち帰ることができないため、準1級の受験を考えているわたしにとってみればこの問題冊子は持ち帰りたい…というわけで、しばらく、んぼーっと過ごしていました。
自分が試験に集中しているときはあまり気にならなかったのですが、ぼーと見直しをしていると、周りの消しゴムの音がけっこう聞こえてきました。
気になる人は気になるかもしれないので、そういう人は自宅でオンラインのほうがいいかもしれません。
結果
結果はメールで送られてきます。
その時に結果証明書も添付されてきました。
以前は紙で届いていたようですが、2023年春に受験したときには、すべてメールでした。
紙代節約?経費削減?でしょうか。SDGS?ですかね。
感想
初めて幼保英語検定を受験しましたが、
2級からチャレンジしておいてよかったかな、という感想です。
そこまで難しくなく、簡単すぎず、という感じで、ある程度余裕をもって受験できたので。
なぜ2級から受験したか、というと、
3級はリスニングの音源を聞いていたらあまりにもゆっくり過ぎて、ちょっと疲れてしまったので。
さすがにこのレベルは簡単だな、と思ったので2級を選びました。
準1級も視野には入れていたんですが、2次は面接試験があったので、さすがに一度も受験経験がないのに、いきなり筆記と面接は無謀かな?と思ったのでした。
でも、チャレンジしてみてもよかったかな、とは思ってます。
単に資格が欲しい!というだけでいろいろな資格にチャレンジしている人もいるかと思うんですが、普通に英検の2級をもっている人なら、幼保英検2級は大丈夫です。
ただ、幼稚園や保育園でよく使われる単語や表現、というのはおさえておいたほうがいいです。
たとえば誰でも知っている例でいえば、
食事中においしい!というとき、
大人なら『Delicious』とか『Good』とよく言うと思うのですが、
子どもは『Yummy』とよく言いますよね。
あとは、手はお膝~、『Put your hands on your lap.』や、おかわり『second helping』みたいな表現。
おにごっこ『playing tag』や、鍵盤ハーモニカ『melodica』
単語としては簡単だし、言われてみればわかるけれど、子どもがいなければあまり使わない単語なので、ん?となることがあると思います。
現場で働いている人にとっては本当にありふれた日常単語ばかりなので、特に難しい内容はないです。
幼稚園教諭や保育士資格をもっている人は、幼児教育や保育に関しても様々なことを学んできていると思うので、専門的な内容が出てきても、特に焦ることもないかと思います。
わたしの職場にも外国籍の子どもがいますし、インターナショナルプリスクールやバイリンガル保育園も増えているので、学ぶことはこれから役に立つなぁと感じました。
これから幼保英語検定、受験してみようかな、という人のお役に立てれば幸いです。
次は実用英語検定&幼保英語検定、共に準1級挑戦します。
受験したら難易度や面接についてなどまた記事にできたらいいな、と思います。