本当ならもう少し暖かくなって、桜も楽しめる頃のほうがいいのかもしれませんが、梅の花を愛でに深大寺＆神代植物公園に行ってきました。
梅の花って、可愛いですよね。
ソメイヨシノのように一斉に咲き誇る！見事な桜！というわけではないのですが、やはり遥か昔から愛されている花だなぁと思います。
年を重ねるにつれて華やかなものよりも風流なものに惹かれてくるのも不思議なものです。
最寄りの調布駅から歩いてみる
最寄り駅は、京王線調布駅か三鷹駅が近いですが、調布駅から徒歩２０分～３０分くらいかかります。
なので、京王線調布駅・JR三鷹駅・JR/井の頭線吉祥寺駅からバスに乗るのが一般的のようです。
今回は、天気も良かったので、のんびり歩いていくことにしました。
途中、布田天神社や、調布卸売りセンターの『深大にぎわいの里』も通るので、なかなか楽しいです。
意外に歩いている人もいて、深大寺周辺までは坂道などもなく比較的歩きやすいなぁと感じました。
深大寺
深大寺はずいぶん前、若い頃に友だちと一度来たことがあります。
理由はけっこうミーハーな理由というか…
当時、新選組ファンの友人と新選組ゆかりの地をめぐっていたときに一緒に参拝したんですよね。
お蕎麦を食べて、調布を歩き回っていました。
深大寺は厄除元三大師としても有名です。
疫病退散、病気平癒などのご利益がありますので、コロナ禍で訪れた方も多いようです。
そしてそして、わたしが一番興味深いのは、国宝白鳳仏です。
飛鳥時代に造られたお釈迦様、釈迦如来像です。
飛鳥時代ですよ、飛鳥時代。
そんな遥か昔に造られたお釈迦様、時代を超えてこうやって参拝できるというのは本当にすごいことです。
日本の歴史の中では幾度となく自然災害があり、長い戦国時代、そして大きな戦争もありました。
そんな中で、人々が守り続けてきた思いであり心ですよね。
寺社を参拝すると、いつもそういう時を超えた人の思いというものを感じることができます。
ほんと不思議です。
深大寺の参道も楽しい
いつも思うのですが、参道でお店を見るのって本当に楽しいです。
調布市は『ゲゲゲの鬼太郎』の作者水木しげるさんが名誉市民ということで、あちらこちらで鬼太郎が！
深大寺にも鬼太郎茶屋があるので、ファンにはたまらないかもしれないですね。
わたしも子どもの頃はアニメをよく見ていました。
深大寺そばでも有名なので、お蕎麦屋さんがたくさん並んでいます。
お土産屋さんもあるので、あれやこれや買いたくなってしまうのですが、
今回の目的は、深大寺のお守りを買うことと、植物公園の梅の花。
参拝した後に、お蕎麦とお団子は食べましたが、梅の花を見に公園へ移動しました。
梅の花につけられた名前
見渡す限りの梅の花。
いやー、昔の人が和歌に詠みたくなった気持ちがわかります。
一句読んでみたらどうじゃ
詠めないけど…、昔、一生懸命和歌の練習したことがあるよ
大伴旅人さんのように、
”我が園に 梅の花散る 久方の 天より雪の 流れくるかも”
なんてさらさらーっと言えたら素敵なんですけどね。
思わず素敵！と思ったのが『月の桂』、という名前の梅の花。
午前中晴れていたのに、写真を撮った時には曇ってしまったという残念なことに。
ああ、もっと綺麗に撮りたかった
和歌にもよく出てくるし、今もお酒の名前でありますよね。
月の桂とは、中国の伝説で、月に生えているという桂の木のことです。花の色が月に似ているからこのような素敵な名前になったのでしょうか。
紅梅、黄梅、白梅、の梅の木が並ぶとやっぱり桜とは違います。
桜はピンクや白色ですし、同じ種類の木が並んでいることが多いですけど、こうやって様々な種類の梅の花を一度に見られるのは、また違った趣があります。
この季節は、椿や山茶花の花も綺麗でした。
寒くなってきたので温室へ
温室は熱帯の植物やお花が見られるので、体も温まるし、なかなか冬には見られない鮮やかな色の花がたくさん見ることができるので、気持ちが明るくなります。
やっぱりランやベゴニアのあたりは本当に華やかでした。
温室の前は神代植物公園と聞くと有名なバラ園。
春にはバラが一斉に咲き誇るのかと思うとワクワクします。もう一回春に来たいです。
わたしの好きな藤棚のあったので、藤の花の咲き誇る季節もいいですよね。
バラとちょっとだけかぶるかな？かぶらないかなぁ…。藤の花の方が少しだけ早いかな。
寒くても楽しめた！
深大寺も有名なだるま祭りや桜の季節はものすごい人みたいですが、わたしが行ったときは混んでいなかったので、御朱印もすぐにいただけました。
昼時もお蕎麦屋さんで並んで待つ、ということもなかったです。
けっこう食べ歩きをしている方も多かったです。
確かにお団子を買って、梅の花を愛でながら食べるのもいいですよね。
植物公園の方も、季節的には人もそれほど多くなく、梅の花も綺麗でとても楽しめました。
駅から少し離れているからでしょうか。
帰りはさすがにバスに乗って帰路へ。
これから春に向かって花粉が辛くなるのですが、こうやって寺社をめぐったり公園へ行ったりするのは大好きなので、しっかり対策をしてでかけようと思います。
