2024年春、思い切って青春18きっぷを買いました。
いやはや20年ぶりくらいです。
購入するのにめっちゃ緊張していたんですが、今の時代、券売機で購入できてしまうんですね。実はずっと昔から券売機で買えたのに、わたしが知らなかっただけでしょうか。
みどりの窓口か、有人窓口でしか購入したことしかなかった…
買っちゃったら、もう使うしかない!
使わなかったら【売る】という発想にはならんのか
ならない…。使い切ることに全力をつくすのみ
というわけで、計画としては茨城県水戸市、山梨県甲府市、群馬県高崎市くらいまで日帰りで行ってこれたらいいな、という希望と、残りは東京近郊めぐりを楽しめたらいいな、と思っていました。
結果!
甲府と水戸は日帰りで行ってきました。高崎は、予定していた日に土砂降りで断念。
2回分は東京や、横浜のあたりを途中下車でいろいろめぐってきました。
1回分は、結局天気や休みの日の関係で使いきれず…となってしまいました。残念。
とはいえ、12,050円分は使っていると思います。
東京ー水戸間だけでも往復4,620円ですからね。
ちなみに
東京ー甲府間も往復4,620円です。
これで9,240円。
うーん、なかなかですね。
今さらだけど青春18きっぷってなに?
職場で、「久々に18きっぷを買って出かけてきました」という話をすると、「え、なにそれ?」と聞かれたりもします。
青春18、というと18歳くらいまでの若い子しか使えないきっぷ、と思っている人も多いみたいです。
が、ふつうに40代のわたしでも使えます。
わたしの両親も60代、70代になっても使っています。
簡単に言えばJRの普通(快速)列車乗り放題きっぷなんですが、これはもちろんいろいろルールや制限があります。
詳しくは全国JRの各社の公式ホームページに、お得なきっぷのひとつとして詳しく説明してありますし、
青春18きっぷに関しては様々なサイトで説明されていたり、書籍も販売されているので、詳しく知りたい方は参考にしてみてください。
わたしのサイトでは簡単に説明しておきます。
青春18きっぷ
期間限定で、JRから年に3回発売される期間限定のお得なきっぷです。
JR全線、普通車自由席乗り放題です。ですが、追加で特急券を買っても新幹線や特急は乗れません。
JR全線使えるので、このきっぷだけで全国まわることも可能です。
YouTubeなどでもそういった動画を見かけるので、挑戦している人もいるようです。
5回分セットになっていて、一人で5回使用してもいいし、5人で一緒に利用も可能です。
2人で1泊旅行に出かける場合、1日目、2日目、で4回分利用になります。
金額は5回分セットで12,050円です。
1回分のみ、3回分のみ、という購入はできません。
ですので、1回分2,410円となり、1日、2,410円分使えばお得、ということになります。
注意しなければならないのが自動改札は使えないので、有人改札で駅員さんにスタンプを押してもらわなければならないということです。
最初に利用するJRの駅で、有人改札にて日付スタンプを押してもらい、その後も、有人改札でその日付を確認してもらうことになります。
無人駅に降りる場合は、電車内できっぷのチェックなどをしている先頭車両で車掌さんにチェックしてもらえます。
降りてから無人だった!って気づく場合もあるんですが、その時は別の有人改札で「無人駅〇〇駅で降りました」と言えば、大丈夫でした。(たぶん今も大丈夫なはず)
有人駅への連絡インターホンなどを設置してある場合は利用して事情を説明することもできます。
無人駅から乗る場合は電車内で車掌さんにスタンプを押してもらえるはずです。
青春18きっぷは長年利用されているものですので、その利用期間は駅のスタッフも車掌さんも事情はよくわかっているので、対応してもらえると思います。
【追記 2024年10月29日】
2024年冬の18きっぷですが、使い方が大幅に変更になりました。
大きな変更点のみ記載していますが、購入の際はJR公式の青春18きっぷに関する情報を必ず参考にしてください。
- ・自動改札が使える
- ・連続する3日間、連続する5日間使える2種類に
- ・複数人では使えない
無人駅なども多いですから、自動改札が使えるのはありがたいですね。
込み合う有人改札でもスムーズに通れないこともありますから。新宿とか新宿とか…
時代の移り変わりとともに、様々なことが変わっていきますが、青春18きっぷが貧乏時代のわたしの青春時代を支えてくれたことには変わりません。
今では特急電車も新幹線も使いますが、やっぱり若いころを思い出してのんびり電車の旅をしたくなることがあります。
かなり変更してしまったので、どういう風に使っていこうか、また計画を立てて、工夫しながら楽しみたいと思います。
使える期間
発売&利用期間は基本的に、子どもたちの春休み期間、夏休み期間、冬休み期間となります。
毎年微妙に違っていたりもするので、期間はしっかり確認しておいたほうがいいです。
だいたい1か月~2か月弱です。春期間のものは春期間に使い切らなければならないし、使いきれなければ払い戻しはできません。
1度も使わなかった未使用のものは払い戻しが可能です。
メルカリやチケット屋さんなどで、使いきれなかった分が売られていたりもするので、5回分もいらない、という場合は探してみるといいと思います。
ちなみに2024年春期は、
発売期間:2024年2月20日~2024年3月31日
利用期間:2024年3月1日~2024年4月10日
でした。
使い方は様々
使い方は本当に人それぞれです。
目的地まで交通費が3,000円くらいだと、それだけでお得になりますから、片道だけ使ってもいいし、日帰り旅行ををするなら、片道1,300円くらいの場所でもとはとれます。
湘南新宿ラインなどの快速の指定席は青春18きっぷでも指定席券だけ購入すれば利用できるので、ちょっとリッチな移動もできます。
裏技、というか、こんなお得な使い方もあるよ!というのは18きっぷの動画がたくさん出ているので、参考にしてみるのもいいと思います。
わたしがやっぱり使ってお得だったなぁと思うのは東海道本線です。
東京ー新大阪間。大半の人は新幹線で移動するかと思いますし、利用者もかなり多い区間だとも思います。
新幹線で移動すれば約2時間半、片道13,870円(乗車券+特急券)ですよね。
ですが、ふつう列車で東海道本線で移動した場合、約9時間、片道8,910円となります。
それを青春18きっぷを利用すれば、2,410円で移動できてしまう、というわけです。
さらにわたしは祖父母の家があった岡山県まで行っちゃってましたからね…。
東京から岡山まで2,400円くらいで移動してたことになります。
途中下車ができるので、途中休憩したり、ご飯食べたりもできるので、若い頃はそんなに苦ではなかったです。
東京ー新大阪間はわたしもかなり青春18きっぷにお世話になっていますが、利用している人もかなりたくさんいると思います。
わたしの両親もコロナ前までは18きっぷで移動していました。
昔は東京ー大垣間、夜行快速の【ムーンライトながら】が走っていて、青春18きっぷ+500円くらいで乗れたんです。
日付が変わる小田原駅まで行って、ムーンライトながらで夜を過ごし、早朝に大垣に到着。そこから始発電車にのって関西方面へ。
というルートを本当によく利用させていただきました。
いやだって夜をながらで過ごせば一泊分お金かからないですからね。貧乏学生にはありがたい移動手段でした。
なので、ムーンライトながら廃止のニュースを聞いたときにはものすごくショックで、ある意味、時代が変わりつつあることを実感したときでもありました。
ムーンライトながらは、座る場所がなくてデッキにリュックを布団代わりに敷いてなんとか寝たこともあったし、隣に座った見知らぬ人と趣味の話で盛り上がったこともあったし、本当に青春そのものでした
そんな若き日のことを思い出しながら、18きっぷを握りしめ久々に楽しんできました。
旅先では、なるべく現地の人に話しかけて情報を聞くようにしていて、一期一会を大事にしていたりもします。
首都圏なら日帰りできる
さて、40代の18きっぷ旅は若い頃のように無茶なことはいたしません。
が、首都圏なら日帰り旅行が楽しめます。
西方面は甲府、熱海、東方面なら水戸や房総半島、北方面は高崎や日光あたりまではじゅうぶん行ってこれるし、見どころもたくさんあるので、大人旅にももってこいですよね。
例えば、今回行ってきた甲府。
東京ー甲府、乗り継ぎなどを含めて片道3時間です。
朝7時頃に東京駅出発すれば10時頃には甲府駅に着けます。夕方5時くらいまでがっつり観光を楽しんで帰ってくれば夜の8時には東京駅へ帰ってこれます。
甲府は歴史的にも面白い土地ですし、南アルプスを眺めるにも素晴らしい場所です。
温泉もたくさんあるし、フルーツやワインの産地でもあります。
今回旅して思ったのが、日帰りするなら片道3時間圏内、片道運賃2,000円~3,000円圏内がおすすめです。
やっぱり体力も若い頃のようにはいかないし、無理もできないので、これくらいが限界かな、という気がしました。
なんせ家に帰ってきたら、母親業が待ってますからね。
そして目的は1個か2個に絞る。あれも、これもと計画してしまうとかなり疲れてしまうので。
わたしは、行きたい場所を1つ。食べたいもの1つ。これだけ決めて行き、余裕があれば別の場所へ行ったりしています。
本当は1泊したいんだけど。さすがに家族ほったらかして1泊はなかなかできないね…
あと数年もすれば子どもたちも巣立ってゆくじゃろう
そう願うけどね。今は体力が落ちないように、日帰り旅を楽しみつつ…健康でいられるように頑張っておくことにするよ
2024年 夏の青春18きっぷどうなる!?
さて、今回は2024年春、20年ぶりに青春18きっぷを利用してみたのですが、2024年5月現在、JR各社のサイトをのぞいてみてますが、夏、冬の情報はまだ出ていません…。
何度も廃止の噂がありつつも、発売されている青春18きっぷ。
確かに紙のきっぷはもう時代には合わなくなってきているのかもしれないですね。
無人駅などではやっぱり対応できないですから。
採算的にもあまり利益のあがるきっぷではないですからね。
でも、利用者としてはどうか廃止されないでほしい、と思ってしまいます。
今年の夏は子どもたちを連れてちょっぴり遠出も考えています。
新幹線や飛行機で短時間で目的地に着いてしまう今だからこそ、のんびりと電車の旅を楽しむのもまたひとつの学びにつながると思うので。
しかも、交通系ICでピピっと改札を通るのではなく、有人改札を通る、という経験も今はなかなかできないですからね。
もちろん、わたしもひとり旅計画も立てています。
【追記 2024年6月20日】
ついに6月18日に、JRのホームページにて2024年夏の青春18きっぷの情報が載せられていました。
よかった~
発売期間:2024年7月10日(水)~2024年8月31日(土)
利用期間:2024年7月20日(土)~2024年9月10日(火)
興味のある方はぜひ、青春18きっぷについていろいろ調べてみてください。
使い方いろいろでまた違った旅を楽しめると思います。