さて、今回は、主婦業、母親業、保育士パートとして慌ただしい日々を送っているわたしの生活をもとに、保育士パートのお仕事ってこんな感じ、というのを紹介したいと思います。
わたしが勤務しているのは比較的規模の小さい定員40人ほどの保育園です。
ですので、縦割りで活動している時間帯も多いです。
大きな保育園とは少し流れは違うと思いますが、子育てしながらパートで働いてみようかな、と思っている方の参考になればいいなと思います。
午前5時半、起床
朝は5時半ごろに起きてます。
子どものお弁当がない日や学校がお休みの日は、5時45分とか、6時とかです。
お弁当作り、朝食づくり、をしながら、ちょこちょこつまんで、自分も朝食。
基本的には家族みんなバラバラに起きて、出かけていくので、起きてきた人から順に食事を出していきます。
わたしは合間合間に、お化粧したり、身支度を整えたりしてます。
午前8時、出勤
8時頃に、下の子と一緒に家をでます。
途中でバイバイして、わたしは駅に向かって電車で出勤。
だいたい職場には8時40分頃に到着。
着替えをして、職員向けの連絡やカレンダーをチェックします。
それから保育ルームに移動し、その日の子どもたちの出欠状況や、体調確認、注意事項、その日補助に入るクラスの流れを確認します。
特に体調に関わることは必ず確認します。
前日まで熱があった、とかお出かけして寝不足、などですね。
子どもは突然体調を崩す…(実際には体調が悪くてもぎりぎりまで遊びまわっていたりするので気づきにくいことが多い)ので、元気そうに見えても、前日体調不良だったり、とか、疲れている、といういう子どもは特に気をつけて見守る必要があります。
午前9時、勤務開始
9時から朝おやつの時間なので、その準備をします。
子どもたちが手を洗うのを見守り、席についたら、子どもたちがうろうろ歩きまわらないように、ひとりの保育者が手遊びをしたり、絵本を読んだりしておやつの配膳を待ちます。
別の保育者が、栄養士さんたちが用意してくれたおやつのアレルギー確認をしたうえで、配膳。
みんなでいただきますをします。
その後食べ終わった子から片づけをして手を洗い、保育ルームへ移動。
乳児クラスは順番にオムツ変えをしていきます。
幼児クラスも活動前におトイレに行きます。
午前9時45分、活動開始
各クラスに分かれ、活動開始。
夏は水遊びですが、
そのほかの季節だと、天気が良ければお散歩に行きます。
わたしが働いている園では園庭がほとんどないので、基本的には近隣の公園へ行きます。
靴下をはいて、帽子をかぶり、冬になると上着を着て、出発。
0歳児クラスはバギーでちょっと出かけることが多いです。
10時半くらいから初期食開始なので、あまり遊ぶ時間がないんですよね。
0歳児クラスは初期食の子どもと完了期食の子どもでは流れが変わってくるので、完了期食の子どもは1歳児クラスと一緒に活動することもあります。
2歳児以上のクラスはだいたい午前11時頃まで公園で遊んでます。
雨の日は、というと、ホールでダンスをしたり、軽く運動遊びをしたり、
コロナ禍以降はオンラインでの活動や動画での活動も行われるようになってきました。
リトミック動画や外国人の先生方の英語のアクティビティ動画などを見て、一緒に楽しんだりします。
幼児クラスでは工作や制作などに取り組んだりもしてます。
基本的には担任が主体となって活動を行い、パートのわたしたちは補助として、その準備をしたり、お手伝いをしたりします。
全体を見るのが担任、ひとりひとりの困った状況を手伝うのが補助、ということです。
例えば、靴下をはくように指示をだし、全体を見守るのが担任、「手伝って」という子どもの手伝いをするのが補助、です。
自分で頑張りたい子どももいるので、そこは子どもの意思を尊重するようにします。
午前11時半、昼食
1歳児、2歳児クラスはだいたい11時15分頃から昼食になります。
幼児クラスは11時半からです。
アレルギーのある子どもはテーブルを別にし、給食を配膳。
乳児クラスでは、ひとりで食べられる子、介助が必要な子、途中まではひとりで食べられるけれど、時々介助の必要な子、様々です。
月齢によっても変わってきますし、その日のメニューによって苦手なものがあるとなかなか食べすすまない、ということもあるので、状況を見ながら食事介助をします。
幼児クラスは、見守りだけで介助はあまりしません。
食事が終わると、お着換えです。
午前の活動で汗をかいたり、食事中に汚したりしているので、基本どのクラスも着替えます。
年長児だけは小学校就学準備の年齢ということもあり、小学校の生活に合わせた活動をし、着替えなども行わない園もあります。
わたし自身はこの昼食~着替え~オムツ交換~午睡の時間帯が一番大変だと感じています。
特に1歳児クラスでは、静かに座って待つ、ということができないし、ひとりで食事ができない子も多いですし、着替えも上手にできません。
国の基準では、子ども6人に対し保育者1人という恐ろしい基準ですが、とてもじゃないけれど、1人で同時に6人の子どもの食事介助をして、着替えをさせる、なんてことは無理です。
無理なんですが、やるしかない場合もあります。
人手の少ない日はもう覚悟を決めます
午後1時~午後2時30分、午睡タイム
バタバタな昼食の後、ちょっと一息つける瞬間でもあります。
とはいえ、担任やフルタイムパートはこの時間に休憩に入るので、休憩のない短時間パートのわたしたちがお掃除をします。
担任は連絡帳や書類、パートが交代で午睡の見守り、など、お仕事はたくさんあります。
午前中に使用した玩具の消毒もこの時間にやってしまいます。
正規職員や担任はこの時間を利用してミーティングなども行っています。
午後1時半、退勤
わたしは、寝かしつけ、お掃除がだいたい終わる1時半か、
午睡の見守りが終わり、布団などの片づけが終わる午後3時に退勤します。
日によって違いますが、基本的にはこの時間帯で勤務しています。
わたしのように子持ちの主婦パートはみんなだいたいこの勤務形態です。
その後は午後のパートにバトンタッチ。
午後は、3時からおやつ、その後はクラスごとに分かれることもありますが、縦割り保育でお迎えを待つ時間帯になります。
ちなみに午後のパートは保育補助、というよりは、洗濯をしたり、使用しない保育ルームの片付けや掃除、玩具の消毒、お迎え前のおむつ替えというお仕事が大半です。
午後3時頃、帰宅
帰りに買い物をしたりして、家に着くころは午後3時です。ちょうど下の子が学校から帰ってきます。
わたしは軽食をとって(勤務中はお昼ご飯食べてないので)、その後は下の子の宿題を見てから、夕食の準備にとりかかります。
時間があるときは、子どもと一緒にゲームしたりもしてます
あらかた準備ができたら、我が家では食事の前にお風呂に入ります。
午後7時、夕食
上の子は帰宅が6時半頃なので、夕食はだいたいこの時間帯です。
わたしと子どもたちと3人で夕食を食べます。
その後子どもたちは自由に過ごし、わたしは後片付けをしたり、翌日の下ごしらえをしたり、洗濯をしたり、とできる範囲で家事をやっておきます。
午後8時半、夫帰宅
夫の入浴中に、夕食の準備をします。
下の子は夫の食事中、一緒におしゃべりをしたり、今日あったことを報告したり、とつかの間のコミュニケーション。
上の子はもう、、、勝手に自由に過ごしてます。
午後9時半 下の子就寝
下の子が寝ると、わたしも少しだけ自由時間なので、勉強したり、動画をみたり、本を読んだり、好きなことをして過ごします。
正直この時間がないと毎日やっていけません。
午後11時頃、就寝
若い頃はもうちょっと遅くまで起きていられましたが、最近はもう体力的に難しくなってきました。
特に保育の仕事をしていると、本当に体力を使うので、半日仕事しただけでもぐったりなんですよね。
本当に忙しくて大変だった日は、午後10時くらいには寝てしまいます。
こんな1日ですが…
さて、こんな風に過ごしている毎日ですが、充実はしています。
保育士の仕事はやっぱり好きなんですよね。
大変だけど、毎日楽しいです。
生活のためにイヤイヤ、パートで働いている、という人もいる中で、わたしは自分の好きな仕事ができていて、しかもフルタイム勤務ではないので、かなり余裕があります。
そういう点ではフルタイムで働く保育士よりも負担は少ないし、精神的に楽なのだと思います。
保育士の仕事は好きだけれど、給料面や待遇面で…もう無理、という人もたくさんいます。
たぶん、わたしもフルタイムで働いていたらそう感じると思います。
けれど、パートという働き方はわたしにとっては苦にはならないです。
確かにもうちょっと時給あがればいいのになーと思うことはあります。
都市部では保育士パート時給1500円とかもありますからね。
今、私の場合は早朝出勤や、土曜日出勤は手当てがついて、時給も跳ね上がってるので、今後ちょこっとだけ期待してたりもします。
さて、こんな40代ママの1日を紹介してみましたが、いかがでしたでしょう。
短時間の保育士パートは保育補助がほとんどなので、これくらいならできるかな?と思ってもらえると嬉しいです。
保育園によってはパートでも資格保持者は担任を持ちます、という保育園もあるので、その辺は面接のときなどに確認をしてみるといいと思います。