こんにちは、ユカです。
保育士をやっていると、なかなか旅行もできずにいたこの3年間。
冠婚葬祭などの事情がない限りは旅行など控えるように言われていました
この日は子どもたちも出かける、というので、家のことは夫に任せてひとりで出かけることに!!
もともと旅行が大好きなのと、結婚する前は、思い立ったら電車に飛び乗って、思い浮かんだ場所へひとりでふらふら出かけていました。
ひとりで自由に出かけるなんて何年ぶりだろう~
子どもがいるとなかなか大変だからのぅ
そうなんだよ。子どもたちが小さい時は全部下調べして、ある程度計画を立てて、乗り継ぎ時間とかも考えて、トイレ休憩はこのあたり、とか。食事は混む前にこの辺ですませる、とか。いろいろ考えててもやっぱり計画通りにいかなくて、待ち時間長くなると子どもたちも疲れてぐだぐだ~。みたいな。家族旅行はホント大変よ
そ、そうか…
もちろん子どもたちが喜んでくれると嬉しいんだけどさ。やっぱり自分の行きたい場所とかは行けないし、家族優先になっちゃうからね
実は前の記事でも書いたのですが、大好きな作家の永井路子さんが亡くなられました。
鎌倉文学館で追悼展示をしている、ということで、「よし、鎌倉へ行こう!」と。
鎌倉といえば鶴岡八幡宮が有名なのですが、鶴岡八幡宮には何度も行っているので、今回は鎌倉文学館をメインに、鎌倉大仏様、長谷寺、をめぐることにしました。
鎌倉の大仏様は一度見にいったことはあったのですが、時間がなくてあまりじっくり見られなかったんですよね。
一応、家族も誘ってみたけど、あまり興味がなさそうでした…。
わたし以外はみんなインドア派
江の島・鎌倉フリーパスを買ってみた
やっぱり主婦たるもの、できる限り節約をしよう!ということでお得な切符を調べていると、江の島・鎌倉フリーパスというのがあって、小田急線の藤沢駅から片瀬江ノ島駅までと、江ノ電は乗り放題!と、かなりお得。
しかも割引優待してもらえるところもあるという。
これは買わねばなりません!
ちなみに藤沢駅で購入するとおとな810円(2023年2月現在)です。
新宿から小田急線で行こう!という方は、
新宿駅から藤沢駅までの往復乗車券込みでおとな1,640円です。
>>江の島・鎌倉フリーパス(小田急サイト)
ちなみに江ノ電だけを楽しみたい方は江ノ電1日乗車券の『のりおりくん』がおとな800円で発売されており、こちらも様々な特典があります。
>>のりおりくん(江ノ電サイト)
初めての江ノ電
初めて江ノ電に乗りました。
江ノ島や鎌倉には何度か来たことがあったのですが、江ノ電に乗る機会がありませんでした。
今回はひとりだし、自由だし!
海がすごく綺麗、というのも聞いていたので、ものすごく楽しみにしていました。
乗ってみると思い出す、故郷のワンマンカー!
あ、もちろん故郷の電車とは全然違うのですが、なんとなーく昭和感の残る感じが故郷を思い出させます。
わたしが育った場所は電車も1時間に1本という少なさで無人駅もたくさんある路線でした。
江ノ電もそうみたいで。
結構家と家の間ぎりぎりのところを走っていくのが、今ではなかなかないので、すごく懐かしく感じました。
そして見えてくる海!!
思わず乗車している観光客の人たちと一緒に「わー」と声をあげてしまうくらい。
あまりの美しさにみなさん写真を撮っていました。
普段の交通手段として使っている方には迷惑ですよね…すみません。
鎌倉文学館を目指す
最寄り駅の由比ヶ浜駅で降りました。
最初無人駅だと知らなくて普通に降りてしまい、フリーパスの切符をもってうろうろしてしまいました…。
絶対怪しい人だよね
わたしも田舎育ちなので、無人駅で降りるときは乗務員さんのいる車両から降りる、というのはわかっていたのですが、ぼけーと景色に見とれていて気づきませんでした。
鎌倉文学館を訪れた後に、おとなり長谷駅まで歩く予定だったので、とりあえず長谷駅で事情を話そう、と思い、そのまま鎌倉文学館を目指します。
ちなみに、長谷駅でそのことを伝えると、「大丈夫ですよ~!!」と笑顔で応対してもらえ、切符もそのまま改札通せました。フリーパスを持っているとはいえドキドキしてしまいました。
住宅地の先に鎌倉文学館
大通りを外れ、静かな道を歩いていると鎌倉文学館の案内が見えてきます。
あまり人が歩いていなくて、開館しているか不安でしたが、さすが旧前田伯爵家の別邸!ですね。
こういう歴史ある建物はものすごく好きです。
鎌倉という観光地でありながら、静かな場所というのもいい!
トンネルの前で入館料を払います。
なんだか千と千尋の神隠しに出てきそうなトンネルでわくわく。
入館料は300円のところ、フリーパスのおかげで250円でした。
ちょうど、『鎌倉文学年表 古典編』という企画展示をしていて、これまたわたしの大好きな古典!!ということで大興奮!!
永井路子さんの追悼展示では古本屋をめぐっても、ネットで探してもどうしても手に入れられなかったレア本も展示してあり、「これ欲しい~!!」と心の中で叫んでいました。
展示をじっくり楽しんだ後は庭の散策。
ここはバラの季節にくるとやっぱり素敵だと思います。
が、鎌倉文学館、大規模改修のため2023年3月27日から休館になるそうです。
なので、本当にこの時期に来れてよかったです。
改修後もまた来れるといいな、と思っています。
>>鎌倉文学館
鎌倉大仏殿高徳院
次は歩いて高徳院へ。
途中でご飯を食べようか、と悩んでいるうちにたどり着いてしまったので、先に拝観しました。
やっぱり大きいです。
1252年ごろに建立と言われているので、鎌倉時代全盛期のものですね。
造るのはさぞ大変だったのではないかと思います。
HPには鋳造法なども載っているので調べてからいくと見方も変わってきます。
わたしもいろんな角度から見て回りました。
建立当時は金箔で覆われた大仏だったようなので、それはもう見事な美しさだったのではないでしょうか。
金の大仏様なんて想像しただけでもすごいですよね。
そんな遥か昔の時代を想像しながらめぐるのも楽しいです。
それにしても外国からの観光客が多くて、周りは外国語だらけ。
日本語が全く聞こえてこなかったので、思わず、ここ、日本だよね?と思ってしまいました。
御朱印をいただき、次は長谷観音へ。
>>鎌倉大仏殿高徳院
有名な長谷寺
高徳院から長谷寺はすぐです。
『鎌倉の西方極楽浄土』、と呼ばれ、四季を通じて花が絶えることがない場所だそうで、この日も梅の花が迎えてくれました。
見晴台からの景色も素晴らしかったです。
鎌倉長谷寺も、初めて訪れたのですが、とてつもなく懐かしい気持ちにさせてくれる場所でした。
わたしは子どもの頃、両親が共働きだったので、いつも祖父母の家で過ごしていたんですよね。
祖父母に連れられ、よくいろんな寺社に行きました。
般若心経を毎日聞いて育ったので、今でも一部分だけは唱えられます。
そんな日々を思い出しました。
本尊の十一面観世音菩薩像は本当に見ごたえがあります。
木彫仏としては日本最大級ということなので、本当に今回来れてよかったと思います。
わたしが子どもたちをぜひ連れてきたい!と思ったのは弁天堂、弁天窟です。
本当に洞窟の中に観音像があるので、なかなかこういう体験は今時できないのではないかと思うんですよね。
日本の歴史を知る、という意味でもこういった場所を訪れることは大切なことですね。
日本の長い歴史の中で、いろんな出来事があって、時には人ひとりの力ではどうにもできないことがあります。
今もそうですよね。
感染症なんてどうにもできません。
いろんなものの値上がりを節約することでしか乗り越えていく術が見つからなかったり。
様々な時代で、様々な苦難がある中、人々は神様頼み、仏様頼みをすることしかできないこともあったのではないかと思うのです。
どうにもできないから見えないものにすがりたくなる人の心を、ずっと受けいれてくれる存在でもありますよね。
わたしは宮本武蔵の『神仏を尊びて神仏を頼らず』という言葉に感銘を受けていて、あまり神仏へのお願い事はしないようにしていますが、たまに頼りたくなるのも本心です。
どうにもならないことだけお願いしてしまいます。
>>長谷寺
ランチはカフェで
蕎麦か、しらすか、どこかおしゃれなお店か、いろいろ何を食べようか悩んでいたのですが、どこも観光客が多かったので、ランチメニューもある静かな雰囲気のカフェに入りました。
いや、ほら、子どもいるとこういう店にはなかなか入れなかったのですよ。
キーマカレーを食べました。子どもたちがあまり好きではないので、家では作らないんです。
わたしはキーマカレー大好きなんだよね。おいしかった~!!コーヒーもすごくおいしかったし、大満足♪
こういうときじゃないとなかなか食べられない、自分の好物を選ぶ、これは大事ですね。
ちょっと遅めのランチ、これもなかなかできないからいいですよね。
極楽寺駅
駅名に興味があって、降りてみました。
極楽寺と成就院に参拝しました。
なんだか名前だけでご利益がありそう。
成就院からの景色もまたよかったです。
この日は天気もよく江ノ電沿線を歩いている方も多かったので、寺社めぐりをしながら歩くのも楽しそうだな、と思いました。
さて、他にも行きたいところはあったのですが、電車が混む前に帰りたかったのと、疲れ果ててしまうと夕飯作りに支障がきたすので、このあたりで帰路へ。
1日じゃ足りない!
やっぱりコレ!
1日じゃ足りない。途中で行ってみたいところも増えたけど、やっぱり時間を気にして行けなかったよ
他にはどこへ行きたかったのじゃ?
龍口寺や、銭洗弁財天も行ってみたかったかな
鎌倉には様々な寺社があるから興味深いのぅ
とはいえ、久々に一人で自由にまわれたので、かなりリフレッシュできました。
使った金額は、交通費、拝観料、お賽銭、ランチ代、などなど含めて4,000円ほどでした。
それプラス、家族へのお土産代約1,000円で、予算の5,000円で鎌倉めぐり楽しんでこれました。
ストレス解消にもなったし、また明日から頑張ろう!とも思えました。
たまにはこういう楽しみがあってもいいですよね。
実は家族から賛同が得られたら、いつか仙台1泊旅行にも行きたいと思ってます。
わたしの好きな武将、仙台といえば、伊達政宗公です。
伊達政宗公ゆかりの地をまわってみたいなーというのが今の野望です。
もうしばらくは無理かなー。それまでは日帰り旅を楽しみます!