今年こそどこかに行きたいなーと思いつつ、オズモールのサイトでいろいろ探していたら、アフタヌーンティーの特集が!!
【OZmall】行きたーい、行きたーい!!
と、めっちゃいろいろ見てしまいました。
もともと安いプランや、割引で安くなっているところなど、ひとり5,000円以内で楽しめるところもたくさんあります。
夫はあまり興味ないみたいだし、食べるものがない…とか言うし、誘いづらいんだよね
もともと甘いものをあまり食べてないしのぅ
そうなんだよね。偏食もすごいし、わたしたち夫婦は、食べ物の趣味が合わないんだよ…
それはけっこう致命的ではいか?
でも、わたしは好き嫌いもないし、なんでも食べるから
と、いうわけで、いつも家族の好みに合わせているので、たまには自分の食べたいものを食べに行かないとね、と心を決めました。
そもそもよく知られている英国式のアフタヌーンティーというのはその名のとおりイギリス発祥です。
なんとなくこう服装とかちゃんとしなきゃ、とかマナーは大丈夫かな、とか心配になるイメージがありますが、
アフタヌーンティーはイギリスの上流階級文化のひとつです。
やっぱり上流貴族の「オホホ…」の世界
現代社会では誰でも気軽に楽しめるようになっているがな
とはいえ、ちょっとしたマナーは知っておいたほうがいいよね
アフタヌーンティーの歴史
1840年代、英国ではランプやガス灯などの普及で生活が夜型になっていったんですね。
夜ご飯の時間帯も遅くなっていき、晩餐会なども20~21時くらいに。
英国式アフタヌーンティーの習慣を始めたといわれている7代目ベッドフォード公爵フランシス・ラッセルの妻、アンナ・マリアさん。
彼女は夕飯までの時間が待てなくて、小腹がすいてしまったんです。
当時の英国では食事は1日に二度、しかも昼頃の食事は軽食程度だったようです。
そりゃお腹もすくわ…。3食たべてる現代でも、3時に小腹がへっておせんべい食べちゃうし
そこでひとり自室でパンと紅茶を楽しむことにしました。
が!
このアンナ・マリアさん、公爵夫人だけあって生まれも育ちもお嬢様。
公爵夫人としてのお役目だけでなく、当時の君主ヴィクトリア女王が即位した頃には側近も務めていたので、お屋敷には多くの来客があったそうです。
ひとりでこっそりティータイムがなかなかできなかったのね。貴族は貴族で大変だったのね…
それでもくじけないアンナ・マリアさんはおもてなしの一環として応接間に軽食と紅茶を用意し、ゲストと一緒にティータイムを楽しむようになりました。
それが午後のお茶会、アフタヌーンティーと始まりだとされています。
そんなアンナ・マリアさんのおもてなしにヴィクトリア女王も気に入り、ついには宮廷でもアフタヌーンティーが楽しまれるようになったそうです。
それがやがては英国の慣習となったわけです。
意外にも王室発祥ではなかったのね
ひとりのちょっと食いしん坊なお嬢様のティータイムじゃったとはのぅ
でも、時代的には、はしたない!とか言われそうだけど、宮廷にも受け入れられて、本当によかったねぇ
アフタヌーンティーのマナーは?
さて、アフタヌーンティーのマナーについて。
なんとなくスタンドの一番下から食べるんだよね、とご存じの方も多いと思いますが、正しいマナーはどのような感じなのでしょうか。
気軽に入れるお店ならそこまで気を遣う必要はないですが、高級ホテルなどでのアフタヌーンティーや本場イギリスのアフタヌーンティーをいただくときには少しくらい知っておくといいですよね。
スリーティアーズと呼ばれる3段スタンド
これは狭い空間を有効活用するために考案されたものです。
ケーキスタンドという方がなじみがあるかもしれないですね。
貴族たちの邸宅にはどこでも応接間がありましたが、そこにはデザイン性を重視させた小さなテーブルが置かれていたようです。
そんな狭いテーブルでもたくさんのお菓子が置けるように縦のスペースを活用することにしたんですね。
一番下にはサンドウィッチ、中段にはスコーン、上段はケーキというのが定番となっていますが、
ホテルやティールームなどのアフタヌーンティーを見ていると、
だいたい、下段には軽食、中段には焼き菓子など、上段はデザートといったようなところが多いかなぁと感じます。
そして、これは下の段から順番に食べていくのがやっぱり基本ですね。
一緒に食べている人と合わせて食べすすめるのがベスト。これは一緒に食べている人と感想も言い合えるし、一緒に楽しむためのものだから、納得!
上の段に食べすすめたけれど、下の段に戻る、というのはマナー違反というところもありますが、基本的にはティータイムを楽しむことが一番なので、それほど気にしなくてもいいようです。
なんせ始まりはアンナ・マリアさんのこっそりお茶会!
服装
アフタヌーンティーをいただくときの服装はスマートカジュアルを意識するといいようです。
ネクタイやスーツはいらないけど、ちょっと素敵な恰好、という感じでしょうか。
ホテルなどのお食事ではドレスコードが決まっているところもありますよね。
なのでそのホテルにふさわしい服装で行くのがいいです。
ただホテルでもカジュアルな場所もあると思いますし、ディナーというわけではないので、短パンに汚れたスニーカー、とかいかにもちょっと…という格好でなければ大丈夫なところがほとんどです。
ハワイのホテルではふつうに短パン、サンダルの人がお食事してたけどね。中には水着の人とかいてびっくりしたけど、日本ではさすがに少ないと思います
でも、お茶会とかやっぱり憧れですよね。
ぜひぜひワンピースを着たりしてかわいらしい恰好で行きたいですね。
手で食べる?ナイフ&フォーク?
スタンドから自分のお皿に取り分ける時は、手でもOKですし、フォークとナイフを使ってもOKです。
ホテルの格式だったり、食べるものにもよると思いますが。
フォークとナイフに慣れていないと、落としちゃったりして、恥ずかしい思いをすることになりそうなら、もう手で取っちゃったほうがいいですよね。
食べるときは手で食べるのが本場イギリスでは普通のようです。
日本語のサイトだとフォークとナイフを使いましょうと書かれてあるところもありましたが、英語のサイトをいくつか見ていると、
アフタヌーンティーのお食事はフィンガーフードです!と書かれていました。
いくつかイギリスのアフタヌーンティーの動画も見てみましたが、みなさん手で食べていました。
手で取る場合は左手でとるのが基本のようです。
なぜなら右手で紅茶を飲むから。
とはいえ、右利きの方もいれば左利きの方もいますから、基本はそうなのねー、くらいの感じで覚えておくといいかもしれないです。
日本人的には手を使って食べる、ということに抵抗がある人が多いのかもしれないね
手で食べられるものは手で食べても大丈夫!(なんか安心!)
特にスコーンは手で割って食べるのがマナーだそうです。
よく見るのは手でふたつに割って、クリームやジャムをぬってパクリ、という食べ方ですよね。
小さく割りすぎてしまうとボロボロになってしまうので。
クリームやジャムを塗るときはナイフを使います。
上段にあるスイーツは、ほとんどの場合一口サイズなので、手で食べてもいいし、スプーンやフォークを使ったほうが食べやすいものは使っても大丈夫。
なんか思ってたより気楽に食べれそうだね
まあ、あくまで親しい人と楽しい時間を過ごすお茶会じゃからのぅ
おかわりは?
軽食や紅茶のおかわりできるとこが多いと思います。
マナー違反でもないです。
わたしが利用したところでは頃合いを見て、ふつうに「おかわりいかがですか」とにこやかに聞きにきてくれました。
サンドウィッチを食べすぎて上の段のケーキが食べれなくなった、という話も聞きますし、その辺は自分のお腹と相談しながらおかわりすればいいのかなぁと思います。
軽食のおかわりはできなくても、紅茶のおかわりはできるところがほとんどだと思います。
ちなみにもともとお食事は少し残す程度がよかったのだとか。
全部食べてしまうとおもてなしをしてくださる相手に「もしかして足りなかった?」と思われてしまうんだそうです。
でも今では、海外とかだとボックスを用意してもらえたりするし、
日本のマナーでは全部残さず食べるのが良しとされているので、全部食べられるなら食べてしまえばいいですよね。
食べきれなければ持ち帰れるかどうか聞いてみてもいいですが、衛生上の問題もあるので日本では難しいところが多いかな、と思います。
紅茶を飲むとき
紅茶をいただくときは、ささいなことですが、ちょっとしたマナーがあります。
でも、これは日本でも失礼だと言われていることがほとんどなので、そこまで気にする必要はないとも思います。
簡単にリストにしてみると、
- 紅茶にビスケットなどを浸さない
- ミルクや砂糖を音を立ててかき混ぜない
- 砂糖をかきまぜたスプーンをカップに入れたまま飲まない
- 飲むときに小指を立てない
というようなことです。
人前ではそういったことを自然と気をつけている方がほとんどではないでしょうか。
さて、簡単にマナーについて書いてみましたが、友人たちと気軽にアフタヌーンティーを!という感じならこれくらい知っておけば十分かな、と思います。
もしも、もっと詳しく知りたい!正式な英国式マナーは?と気になる方は、わたしが参考にした本を最後に紹介していますので、読んでみてください。
おすすめは本場イギリスの方が楽しんでいるアフタヌーンティーの動画を見ることです。
【English afternoon tea etiquette】などと検索してみると、たくさんでてきます。
英語がわからなくても動画ならわかりやすいですよね
アフタヌーンティーの思い出
アフタヌーンティーはハワイに行ったときに初めていただきました。
イギリスで本場のアフタヌーンティーも経験してみたいんですけどね。
そのハワイも親族の結婚式が目的だったんだけど、ホテルでたまたまアフタヌーンティーやってたから、ドルを使いきるために食べたという…
アフタヌーンティーが目的ではなかったんじゃな
そりゃそうよ。あのとき子どもはまだ1歳で、楽しめる年齢ではなかったし、のんびり優雅に食べれるとは思ってなかったから
アフタヌーンティーってちょっと敷居が高いイメージだったんです。
ハワイではけっこうカジュアルな半袖、短パンという動きやすい服装で、うろうろしていたので、
ハワイとはいえまさかホテルのティールームに入れるとは思っていなかったんです。
が、実際にはかなりオープンな感じになっていて、周りの観光客はみんな同じような恰好で利用している!
ふつうにNGとされているキャミソールに短パン、ビーチサンダルで!
しかもお洒落なアフタヌーンティーを!
家族連れで!!
これならわたしたちでも大丈夫そう!というわけで親族何人かで「食べよう食べよう!」ということになりました。
お店の方にも1歳児連れてるけど大丈夫か聞いたら「OK!No problem!」と笑顔で対応してもらえました。
親戚と一緒だったので、1歳児がいても特に困ることもなく、ホテルの雰囲気もけっこう賑やかな感じで、多少騒ごうが目立つこともなく気軽に楽しむことができました。
ハワイという陽気な環境のなせることかもしれないですね。
きっと本場のフォーマルなティールームだと全然雰囲気も違いそうです。
でも、ハワイはハワイで楽しい雰囲気でよかったです。
量がとてつもなく多くって、食べきれなかったのをよく覚えています。
おかわりもバンバンすすめられて、食べるの必死(笑)
しかも夫は甘いものは食べないので、わたしが二人分食べたり…
あのとき、もう二度と夫とはアフタヌーンティーは頼まないと決めたのよ
あとから、アフタヌーンティーはちょっと残すくらいでいい、というのを知って「あ、そうなんだ、よかった」と思ったんですが、
もったいない精神全開のわたしにとってみると、やっぱり全部食べなきゃ、と思ってしまうんですよね。
残すのがマナーだったり、全部きれいに食べるのがマナーだったり、国によって文化によって家庭によってさまざまだね
こういう気楽な感じが初のアフタヌーンティーだったので、その後もあまり敷居の高さを感じなくなったんですよね。
アフタヌーンティーに行くなら
いろいろな規制が緩くなって、旅行などもできるようになってきましたが、
やはりまだ遠出はちょっと…と思われる方は、ぜひ近場でちょっと贅沢な時間を過ごすのもいいですよね。
近くにホテルがあればアフタヌーンティーをやっているか確認してみてもいいですし、ネットなどでティールームを探してみるのも楽しいです。
一日10食限定とか、季節限定のものだったり、とお店によってさまざまなので、確実に楽しみたいなら予約していくのが一番いいです。
わたしがよく探しているオズモールでもいろんなお店を探すこともできますし、予約もできます。
編集部厳選のホテル・宿の予約ならオズモール見ているだけでも優雅な気持ちになれるアフタヌーンティー、せっかくなら素敵な時間を過ごしたいですね。
【参考】